あれから40余年 加藤登紀子 再び森繁さん歌う 2月に「能登の夢コンサート」

[ 2013年1月17日 13:44 ]

加藤登紀子が歌う「能登の夢」

 09年に96歳で亡くなった俳優の森繁久彌さんと歌手の加藤登紀子(69)が再び“共演”を果たした。森繁さんが89年に訪れた石川・能登の自然美と人々の暮らしから発想を得て作詞した「能登の夢」を加藤が歌い、昨年12月にCDとして発売。2月3日に同県七尾市でリリースを記念したコンサートが開かれる。

 1970年に大ヒットした名曲「知床旅情」のコンビが43年の時を経て、記念の年に“再会”した――。今年生誕100年となる森繁さん。その功績をしのび、地元で愛されてきた「能登の夢」を復活させようという動きが盛り上がりをみせ、七尾出身の音楽プロデューサー、近藤由紀子氏が協力。森繁さんと深いかかわりがある加藤が歌うことになった。

 「のどかな中にも熱い情熱が込められた抒情歌。ゆったりと優しく言葉のひとつひとつが伝わるように心がけながら歌わせていただきました」と加藤。地元で言い伝えのある悲劇の恋「恋路物語」をモチーフに、作詞作曲を手掛けたカップリング曲「百年の恋歌」も歌うほどの力の入れようだ。

 コンサートは午後4時から七尾サンライフプラザ大ホールで。「能登の夢」「知床旅情」のほか、代表曲「百万本のバラ」なども歌う予定。

続きを表示

2013年1月17日のニュース