小山明子「亡くなった日の朝も“ママ”と…私はそれだけで満足」 

[ 2013年1月17日 06:51 ]

会見する(左から)次男・大島新さん、小山明子、崔洋一監督

 映画監督の大島渚さん(享年80)の死去から一夜明けた16日、妻で女優の小山明子(77)が東京芸術劇場(東京都豊島区)で主演舞台「女のほむら」の初日を迎え、気丈な姿を見せた。

 大島監督は小山を「ママ」と呼んでいたといい、小山は「亡くなった日の朝も看護師さんに“ママ”と呼んでくれていたそうです。私はそれだけで満足です」と強調。「仕事、家庭人、夫として素晴らしい人だった。だから、ここまで支えることができた」と語り、涙をこぼした。次男の大島新さんは「子供のころは(愛のコリーダをめぐる裁判の影響で)エロ監督の息子と言われてつらかったけど、今思うといい親でした」と話した。

 90年の結婚30周年パーティーで、友人で作家の野坂昭如氏(82)から殴打されたハプニングについても言及。小山は「あれは(野坂氏の祝辞の指名を忘れた)大島が悪いんです。子供のけんかじゃあるまいしと思った」。型破りな夫を支え続けた妻らしく、笑顔で語った。

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