市川染五郎 2月舞台復帰へ意気込み「奇跡を起こしたい」

[ 2012年10月17日 14:29 ]

事故後初めて公の場に登場した市川染五郎
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 歌舞伎俳優の市川染五郎(39)が17日、都内ホテルで事故後初めて会見を行った。

 事故が起こったのは8月27日、日本舞踊松本流宗家が舞踊を披露する「松鸚会(しょうおうかい)」の公演中で、染五郎は舞台後方のセリから約3メートル下の奈落に転落した。セリが下がっていることは自覚していたといい、「一番気をつけなければならないことを忘れていた」と振り返った。

 転落時については「意識はあるんですけど、記憶が定かではなくて」。頭部を打撲、右手首の骨折などで入院していたが、先月19日に退院。現在はリハビリ中で「回復している実感はあります」とし、脳波に異常はないという。

 “血の海”だったという奈落の衝撃を目の当たりにした父の松本幸四郎(70)は最悪の結果が避けられたことや順調な回復ぶりを「奇跡」という言葉で表現。記者から「奇跡は起こった?」と聞かれると「奇跡…。えぇ、それを奇跡というのであれば、舞台に立って出した結果次第だと思います」。12月からは時代劇ドラマの撮影が始まり、2月には舞台に復帰予定。「役者として舞台に立って結果を出すということで奇跡を起こしたい」と意気込んだ。

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