のりピー復帰舞台ポスターにドアップ写真 稽古「静かに待つ」

[ 2012年10月17日 06:00 ]

酒井法子のアップの写真が目を引く復帰作「碧空の狂詩曲」のポスター

 覚せい剤取締法違反の罪で有罪判決を受け執行猶予中の酒井法子(41)の復帰舞台の宣伝用ポスターが完成した。

 12月15日から東京・渋谷区文化総合センター大和田さくらホールで上演される時代劇「碧空の狂詩曲~お市の方外伝」(演出・脚本、斎藤歩)で、主演の酒井の顔写真を前面に押し出したもの。下の方にタイトルは出ているが、通常必ずあるはずの公演日や会場の記載がない。来月下旬に3年4カ月の執行猶予期間が明けるとはいえ、復帰に批判的な声もある中、主催するリエゾンポイント社は「宣伝色の強いものにしないでほしいという本人の意向をくんだ」としている。

 写真は最近撮ったもので、関係者は「台本の第一稿も上がり、酒井さんは膨大なセリフを覚えながら頭の中で役作りをしている最中」と説明。酒井は「何度も何度も本を読んで(執行猶予が明けて)稽古が始まる日を静かに待つだけです」と話しており、演出の斎藤氏も「配役も決まり新しい時代絵巻ができることにわくわくしています」と稽古を楽しみにしている。

 共演は、名作「THE WINDS OF GOD」などの舞台で知られる今井雅之(51)が柴田勝家役、兼崎健太郎(28)が羽柴秀吉役、金山一彦(45)が織田信長役。今井は、酒井の復帰に批判があるのを承知の上で「酒井さんの復帰作にご一緒できてうれしいです」と強調。「彼女がこれまで培った演技力を存分に発揮していただき、お互い切磋琢磨(せっさたくま)して素晴らしい舞台になればと思っています」と話している。

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2012年10月17日のニュース