のりピー周囲に諭された「今さらほかの仕事をできるはずがない」

[ 2012年9月21日 09:29 ]

12年5月23日、後見人となっていた恩人の通夜に参列する酒井法子

 覚せい剤事件で執行猶予中の酒井法子(41)が12月に芸能界復帰することが20日、分かった。11月下旬の執行猶予明けをめどに復帰を検討していた中、映画などのオファーの中からあえて舞台を選んだ。

 一時芸能界復帰は諦めていた酒井だったが、翻意したのは中学1年の長男(13)を抱えるシングルマザーとして「生きていくため」(知人)だった。周囲から「小さい頃からスポットライトを浴びてきた法ちゃんが、今さらほかの仕事をできるはずがない。子供のことを思うのなら、生活のために自分が一番何ができるのかを考えた方がいい」と諭され、復帰の意思を固めたという。

 事件以来支え続けてくれた建設会社会長も今年5月に他界。その通夜の席で酒井は「私がもう一度頑張る姿を期待して支えてくれた。恩返しできるまで生きていてほしかった」と涙を流した。

 息子のため、恩人のため、堂々と胸を張って生きていこうと選んだ復帰の舞台。観客の声を体感することで自分の背負った十字架を受け止めながら仕事をしていく覚悟。舞台を選んだ背景にはほかに「デビュー当初、アイドル歌手としてステージ上でお客さんの前に立つことも多かったため“原点回帰”という思いも本人の胸中にはあるようだ」(知人)という。

 さまざまな思いを胸に、酒井はどんな表情を舞台上で見せてくれるのか。今から楽しみだ。

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2012年9月21日のニュース