前立腺がんに負けず…間寛平「30キロとか甘いこと言えない」

[ 2012年7月21日 12:48 ]

岩手県宮古市で行われた復興イベントで、東日本大震災の被災地マラソン挑戦を発表した間寛平は、自ら苗を植えた花畑に掲げられた「スマイル」の看板とともにガッツポーズ

 お笑いタレントの間寛平(63)が20日、東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島3県の約440キロを8月13日から9日間で走破する「被災地復興マラソン」に挑戦すると発表した。岩手県宮古市での被災者交流イベントで明らかにし「本格的なマラソンはこれで最後にする」と宣言。ランナー人生の集大成を復興にささげる。

 アースマラソンとほぼ同じ1日約50キロのペースを保ち、スケジュールが確保できた9日間で11市町を通過する計画。簡単な挑戦ではない。アースマラソン後は満身創痍(そうい)。膝と足首の激痛で「3月までは10キロも走れなかった」。また、アースマラソン中の10年1月に見つかった前立腺がんも、3月に前立腺特異抗原(PSA)数値が上がり「医者から心配された」という。

 それでも「アースマラソンで1日50キロ走ったのに、今度は30キロとか甘いことを言っていたら、被災地を元気づけることはできない」との思いがある。現在は25キロ走れるまで回復。PSA数値も下がり医師のゴーサインも出た。

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2012年7月21日のニュース