松ケン「平清盛」初回17・3%…過去3番目の低視聴率

[ 2012年1月10日 10:04 ]

NHK大河ドラマ「平清盛」に主演している松山ケンイチ

 8日からスタートした松山ケンイチ(26)主演の2012年NHK大河ドラマ「平清盛」(日曜後8・00)の初回平均視聴率が17・3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが10日、分かった。初回は74分の拡大版で放送された。

 昨年放送の上野樹里(25)主演の「江~姫たちの戦国~」の初回平均視聴率21・7%を大幅に下回る厳しいスタ-ト。大河ドラマで初回20%を割り込んだのは、06年に放送された仲間由紀恵(32)主演「功名が辻」の19・8%以来。今世紀に入って最も低い数字となった。

 歴代大河ドラマの関東地区での初回視聴率としては、調査方法が現在とは異なるものも含まれるが、89年の「春日局」14・3%や77年の「花神」16・5%に次ぎ、72年「新・平家物語」と並ぶ過去3番目の低視聴率となった。

 大河50周年の記念作となる本作は王家、貴族、武士が覇権を争っていた混迷の平安時代末期を舞台に、松山演じる平清盛(1118~1181年)の生涯を中心に壇ノ浦の戦いまでの平家一門の栄枯盛衰を源氏の視点で描くもの。脚本はNHK朝の連続テレビ小説「ちりとてちん」(07年放送)などを手掛けた藤本有紀氏によるオリジナル。

 共演は清盛のライバルとなる源義朝を演じる玉木宏(31)のほか、養父・平忠盛役の中井貴一(50)、 源頼朝役と語りの岡田将生(22)、清盛の正妻・平時子役を演じる深田恭子(29)ら。ほかにも、和久井映見(41)、「V6」の森田剛(32)、松田翔太(26)、三上博史、伊東四朗(74)、檀れい(40)、松雪泰子(39)、松田聖子(49)、阿部サダヲ(41)、藤木直人(39)、武井咲(18)といった豪華な面々が名を連ねている。

 「ふたりの父」と題された初回は、壇ノ浦で平家を滅ぼしたとの知らせを聞き、歓喜する兵を見た頼朝が清盛について思いを巡らせるところから始まった。1118年、武家の一門・平氏の嫡男である忠盛は白河院(伊東)の子を身ごもり、追われる身となった舞子(吹石一恵・29)という女性をかくまった。舞子は忠盛の下で後に清盛となる子・平太を産み落とした。そして、忠盛と舞子は互いに心を通わせていくようになるが、舞子は源氏の一派に捕らえられてしまい…という展開だった。

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2012年1月10日のニュース