ビートルズ名曲で被災地支援!ミスチルら30人がカバー

[ 2012年1月10日 08:00 ]

ビートルズの「オール・ユー・ニード・イズ・ラブ」をチャリティーソングとしてカバーする「JAPAN UNITED with MUSIC」のメンバー。

 音楽プロデューサーの小林武史氏(52)が中心となり、Mr.Childrenの桜井和寿(41)ら計30人のアーティストがビートルズの名曲「愛こそはすべて(オール・ユー・ニード・イズ・ラブ)」(67年)をカバーした。

 「JAPAN UNITED with MUSIC」名義で25日に配信を開始し、3月7日にシングルCDを発売する。収益全額は、東日本大震災の被災地の子供支援を目的とした基金に寄付する予定。

 小林氏のアレンジでダンス音楽風のビートやギターソロが加わり、現代的な曲に生まれ変わった。各歌手が歌い継ぎ、最後のサビは全員で合唱。布袋寅泰(49)やLUNA SEAのSUGIZO(42)はギター演奏で参加した。

 震災発生から数日後、ビートルズ楽曲の著作権を管理する音楽出版社に、楽曲の権利者から提案があった。内容は「日本人歌手がチャリティーでカバーするならば、ビートルズの楽曲の権利使用料を寄付に回しましょう」というもの。これを聞いたYMOの坂本龍一(59)が「ビートルズなら小林君が適任」と、欧州のポップスに精通する小林氏にプロデュースを依頼。震災1週間後に2人は曲やチャリティーの方向性を話し合い、企画がスタート。親交のある歌手たちに参加を募り、昨年9月から録音を開始。12月上旬に曲が完成した。小林氏は「日本人が今日の音と高い創造性でカバーする。これができれば、未来への可能性や希望を表せるのではないかと思いました」と話している。

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