京都と中国舞台に中国のドラマ ロケ地に観光客期待

[ 2011年11月17日 19:41 ]

 京都と中国を舞台にした中国のテレビドラマ「今夜相思雨」が制作されることになり、ロケを誘致した京都府や市、経済団体などでつくる制作支援委員会が17日、主演俳優らと京都市で記者会見した。

 ドラマは、京都と中国の陶芸の名家にそれぞれ生まれた男女が愛し合いながらも、両家の争いに巻き込まれていくというあらすじ。すでに京都府内でロケが始まっている。

 京都の観光地をドラマに登場させることで、中国から観光客を呼び込もうと委員会が支援。京都市の平安神宮や宮津市の天橋立など18カ所が撮影に使われる。

 会見で、ヒロイン役の俳優戚薇さんは「京都の景色の素晴らしさに感動しました」とあいさつ。京都市の門川大作市長は「京都はドラマの主題の一つである陶芸など、中国と多くの文化を共有してきた。多くの人が京都とのつながりを感じ、交流が深まることを祈りたい」と話した。

 ドラマは、日中国交正常化から40周年を迎える2012年夏に中国全土で放送される予定。

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2011年11月17日のニュース