紳助さんと吉本興業、講談社などを追加提訴

　元タレントの島田紳助さんと暴力団の関係を報じた「週刊現代」の記事をめぐる訴訟で、別の２つの号でも虚偽の内容を報じられ名誉を毀損（きそん）されたとして、島田さんが１６日、発行元の講談社などに対し計１億４３００万円の損害賠償を求め東京地裁に追加提訴した。吉本興業が同日発表した。

　このうち８８００万円分については吉本興業も原告に名を連ねている。

　吉本興業によると、提訴の対象は「芸能界のまっくろくろすけ」などと題した同誌９月１７日号と１０月８日号の記事。

　島田さんと吉本興業は１０月２４日、同誌１０月１５日号の記事が名誉毀損に当たるとして計１億６５００万円の損害賠償を求め提訴。今月、講談社側に対して、名誉を毀損する取材や報道を控えるよう警告書を送付していた。

　週刊現代編集部は「記事の内容には自信がある。これからも暴力団との関係を追及していく」としている。