兄ジャーメインは「正義が実現した」 地裁前で涙ぐむファンも

[ 2011年11月8日 10:18 ]

ロサンゼルス郡地裁前に集まったマイケル・ジャクソンさんのファンら

 「正義が実現した」。2009年に急死したマイケル・ジャクソンさんの専属医コンラッド・マーレー被告に有罪評決が言い渡されたことに、兄のジャーメイン・ジャクソンさんは満足そうに話した。ロサンゼルス郡地裁前に詰め掛けたファンたちは拳を突き上げて抱き合い、大歓声を上げた。

 法廷ではジャクソンさんの家族らが評決を見守った。「被告は有罪」。言い渡しの瞬間、家族用の傍聴席からは短い悲鳴のような声が上がった。

 マーレー被告は評決を聞きながら、次第に遠くを見るようなうつろな目に。その後、後ろ手に手錠をされ連行された。

 地裁玄関前の歩道は「私は殺された」と書かれたジャクソンさんの写真を掲げたファンや、報道陣などでごった返した。フロリダ州から来たというファンの女性、カレン・ランドさん(53)は「やっとこの時が来た」と涙ぐんだ。

 「被告は無罪。殺したのは(ジャクソンさんを疲労に追い込んだ)ショービジネスの関係者」と訴える被告の支援者と、ファンが小競り合いとなる一幕もあった。(共同)

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2011年11月8日のニュース