大震災描いた作品がアカデミー賞候補リスト入り

[ 2011年10月14日 12:10 ]

 米映画芸術科学アカデミーは13日、来年2月に授賞式が行われる第84回アカデミー賞の短編ドキュメンタリー賞の予備選考結果を発表。東日本大震災の被災地を舞台とするルーシー・ウォーカー監督の「津波そして桜」など8作品が選ばれた。

 来年1月にはこの中から3~5作品がノミネートされ、2月26日にロサンゼルスで開かれる式典でオスカー受賞作品が発表される。

 「津波そして桜」は津波で被害を受けた地域に桜の季節が訪れ、被災者が復興に取り組む様子などを描いた短編ドキュメンタリー。

 ウォーカー監督はロンドン生まれ。核兵器の脅威を訴えた同監督のドキュメンタリー映画「カウントダウンZERO」は日本でも上映され、話題を呼んだ。

 予備選考では35作品から8作品に絞られ「アラブの春」をテーマにした作品も選ばれた。(共同)

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2011年10月14日のニュース