津波描いた映画の上映中止 中国の地震映画も延期に

[ 2011年3月14日 16:53 ]

 映画会社「ワーナー エンターテイメント ジャパン」は14日、全国公開中の米映画「ヒア アフター」(クリント・イーストウッド監督)に大津波の被災シーンがあるとして、同映画の上映を中止することを決めた。

 東日本大震災を受け、「内容が適当ではない」と判断したという。各劇場の事情に応じて同日以降順次中止する。

 映画は、マット・デイモンさんらの主演で2月に公開。2004年のスマトラ沖地震による大津波に遭ったヒロインの臨死体験を描く場面がある。

 また26日公開予定だった中国映画「唐山大地震 想い続けた32年」も、配給元の松竹が14日、公開延期を発表した。1976年に中国で実際に起こった大震災をもとに、被災した家族の人生を描いた物語で、新たな公開時期は未定という。

 松竹は「家族の絆と心の復興を描いたドラマだが、一部の描写が時節柄、ふさわしくない」と判断したという。

  19日から全国公開予定だった「ザ・ライト エクソシストの真実」も、配給元のワーナーが「内容が適当でない」と判断し、上映延期を決めた。

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2011年3月14日のニュース