海老蔵“まねき下げ”でファン苦言「大名跡に恥じない役者に」

[ 2010年12月6日 17:04 ]

京都・南座に掲げられた市川海老蔵の「まねき」(右中央=2日)と降板で一新された「まねき」

 顔を殴られ大けがをした歌舞伎俳優市川海老蔵が「吉例顔見世興行」への出演を取りやめた南座(京都市東山区)で、海老蔵の名前が書かれた看板「まねき」が劇場正面から6日までに取り外された。

 11月25日に他の出演者とともに掲げるまねき上げがあり、30日の初日にはまねきや番付はそのままだった。配役変更を反映したパンフレットなどが完成したのに合わせて一新した。一度掲げられた「まねき」が外されるのは異例。

 「阿国歌舞伎夢華」の名古屋山三役は、海老蔵にとって初演で呼び物となっていたこともあり、ファンからは休演を惜しむ声が続々。東京都狛江市の主婦(53)は、まねきがなくなっているのを確認し「(事件を)いい薬にして、大名跡に恥じない役者になってほしい」とエールを送った。

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2010年12月6日のニュース