小沢征爾さん感激の涙…ウィーン・フィル名誉団員に

[ 2010年11月2日 16:41 ]

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団から「名誉団員」の称号を授与され、クレメンス・ヘルスベルク楽団長(右)から証書を受け取る指揮者の小沢征爾さん

 指揮者の小沢征爾さん(75)が2日、東京都港区のサントリーホールで、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団から日本人初となる「名誉団員」の称号を授与された。

 小沢さんは1966年のザルツブルク音楽祭以来、ウィーン・フィルをたびたび指揮。2002年から今年6月まで、同楽団を抱えるウィーン国立歌劇場の音楽監督も務めた。

 来日公演中の楽団メンバーらに拍手で迎えられた小沢さんは、クレメンス・ヘルスベルク楽団長(58)から証書を授与されると、英語でスピーチ。目を潤ませながら「わたしは8年間であなたたちから多くのことを学んだ。死ぬまで友だちでいたい」と喜びを語った。

 授与式後の取材には「仲間からもらうんだから、どんな勲章よりもうれしい」と笑顔で話した。

 同楽団名誉団員には、これまで指揮者のフルトベングラーら50人が選ばれている。

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2010年11月2日のニュース