“美しすぎる銅版画家”小松美羽 阿久悠作品に“彩り”

[ 2010年5月30日 07:01 ]

阿久悠さんのトリビュート盤「歌鬼3~阿久悠×青春のハーモニー~」のジャケット

アカペラで伝えたい…阿久悠さん曲カバー発売

ゴスペラーズ 阿久悠作品の“使徒”になる

阿久悠さん“幻の作品”を中西圭三が歌う

 阿久悠さんのトリビュート盤「歌鬼3」のジャケット原画を手掛けたのは“美しすぎる銅版画家”小松美羽(25)。サブタイトルの「青春のハーモニー」に合わせて制服姿の十二支を独特の感性で描き、アカペラで復活する阿久作品に彩りを添えている。

 「私史上、最強にカワイイ作品になりました」と小松は無邪気に笑う。阿久作品の中からピンクレディー楽曲に絞った前作「Bad Friends」(昨年12月発売)に続いての大役だったが、特別なプレッシャーや気負いはなかったという。小松にとって作品「描くものではなく、産まれてくるもの」であり、子供と同じ。“産みの苦しみ”こそあれ、そこに“邪念”の入り込む余地はないからだ。

 青春のハーモニー→懐かしい思い出→学生時代…とイメージをふくらませ、収録される13曲を12人の生徒と先生に見立てた。「かなりツワリがひどかったかも…」という小松から誕生したのは12種類の様々な子供(作品)たち。そして歌詞カードの挿絵には、ジャケットには姿を見せていない「鬼教師・阿久悠先生」も登場し“青春”を繰り広げている。

 いまも色あせることのない阿久さんの「言葉の力」と小松の子供(作品)たちの夢のコラボレーション。小松「誰にでも、こんな楽しい時代があったことを感じてもらえたら幸せです」と話している。

続きを表示

2010年5月30日のニュース