船越英一郎の実妹 女将務めた旅館で首つり自殺

[ 2010年2月12日 06:00 ]

神奈川県湯河原町にある「旅荘船越」。船越の妹・平野洋子さんがおかみを務めていた

 俳優・船越英一郎(49)の実妹で、神奈川県湯河原町の旅館「旅荘船越」を経営していた平野洋子さん(享年47)が7日、同旅館で首をつって死亡しているのが見つかり、葬儀・告別式が11日、静岡県熱海市の保善院で営まれた。小田原署では自殺とみている。

 船越は妻でタレントの松居一代(52)と遺族席で沈痛な表情。喪主の夫が「彼女の人生はいい人生でした」とあいさつすると、遺影を手に何度も大きくうなずいた。現在、京都で主演2時間ドラマの撮影中で、同日中に戻った。葬儀には松沢成文神奈川県知事ら約150人が参列した。

 平野さんは俳優の道に進んだ兄に代わり、俳優で父の故船越英二さん夫妻が営んでいた同旅館の経営に参加。90年におかみとなり、「湯河原温泉おかみの会」会長を務めるなど地域おこしに尽力していたが、パニック障害とうつ病を併発。06年には闘病をつづった著書「梅一夜」で第5回湯河原文学賞最優秀賞を受賞したが、病状は悪化。昨年8月10日のブログで10月末で旅館を閉めることを発表。「自分から命を絶つような愚かな行為に走らないために決断」としていた。

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2010年2月12日のニュース