麒麟・川島「優勝したら賞金はユニセフに寄付」

[ 2010年2月12日 06:00 ]

決勝進出を決めた面々と、司会の(手前)優香、雨上がり決死隊

 1人話芸日本一を決める「R-1ぐらんぷり2010」の決勝進出者8人とサバイバルステージ(敗者復活戦)進出者10人が11日、都内で発表された。初出場で決勝にコマを進めた麒麟・川島明(31)は「田村って何なんですかね?」と相方の存在価値に疑問を抱きながらも優勝への意気込みを語った。サバイバルステージは21日午後4時5分、決勝は23日午後7時から、いずれも関西系で全国生放送される。

 大会史上最多となる3539人がエントリーした今大会。狭き門をくぐり抜けR-1初挑戦でファイナリストとなった川島の舌は滑らかだった。
 「最後に出た08年のM-1グランプリは決勝に行けなかった。でも、1人でR-1の決勝には行けました。田村って何なんですかね?」
 いきなり相方・田村裕(30)の存在価値を否定する発言。さらに、優勝賞金500万円の使い道についても「相方が、500万円は小銭というくらい稼いだ時も、ハンバーグ1個おごってくれただけ。一銭も渡しません」と、自著「ホームレス中学生」がベストセラーとなり「印税長者」となった田村との“確執”を明かして笑わせた。
 さらに「賞金はユニセフに寄付します。僕が優勝すれば何人かの命が救われます」と宣言。優勝を意識した、ややひきょうな発言に、ほかの決勝進出者から一斉にブーイングを浴びていた。
 初出場初優勝を狙う川島の前に立ちはだかりそうなのが、過去2度の優勝を誇り、2大会ぶりに参戦したなだぎ武(39)。この日の会見はドラマ収録のため欠席したが、決勝に向けて「楽しくできたら。賞金500万円は、2回戦で敗退した同期のバッファロー吾郎・木村と旅行に行きます」とのコメントを寄せ、余裕と風格を感じさせた。
 今大会は、これまでの“一発勝負”とは異なり決勝1本目の得点上位3人が最終決戦に進出。2本目のネタを披露し、板尾創路ら7人の審査員の投票で優勝者を決める。

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2010年2月12日のニュース