メッセンジャー黒田が釈放、涙の“酒断ち宣言”

[ 2010年1月13日 06:00 ]

厳しい表情を見せるメッセンジャー・黒田有

 昨年末に大阪市内のガールズバーで男性店長(24)に暴行したとして傷害容疑で逮捕された漫才コンビ・メッセンジャーの黒田有(たもつ=39)が12日夕、起訴猶予処分となり釈放された。

 夜には吉本興業で謝罪会見が開かれ、同社が当面の謹慎処分を下したことを発表。黒田は「笑いを届ける仕事をしながら、こういう不祥事を起こしてしまい申し訳ありません」と目に涙を浮かべながら謝罪した。
 テレビカメラ9台、約70人の報道陣の前に黒のスーツ姿で現れた黒田は約30分の会見中、計4度にわたって深々と頭を下げた。「お酒の席で悪ノリすることがあり、それが今回につながったのかもしれません」と話し「当分、お酒をやめます。飲む気にもならない」と酒断ちを宣言した。
 復帰のメドについては「会社にお任せします」と神妙な面持ち。謹慎中の過ごし方については「迷惑をかけたお返しができるように、仕事の面や精神面について考えたい」と話した。
 黒田と友人の会社役員(40)は昨年12月25日深夜、大阪市中央区のガールズバーで25万2000円を請求されたことに腹を立て、店長の顔や体を殴ったとして、翌26日に逮捕された。
 店長のケガは当初、医師の診断で顔面骨折の重傷とされたが、店長自身の申告で昨年5月に負傷したものと判明。事件によるケガは顔面打撲などの軽傷だった。
 吉本興業によると、黒田らと店長は今月8日に示談が成立し、被害届が取り下げられた。店長のケガが全治14日だったことなどから大阪地検がともに不起訴処分を決定、釈放された。

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2010年1月13日のニュース