「夕張映画祭」小栗旬初監督作品で2・25開幕

[ 2010年1月13日 17:46 ]

 北海道夕張市の「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」の実行委員会は13日、今年は2月25日から3月1日まで開催し、招待作品12本を含めた69本を市内各地で上映すると発表した。1990年に始まった映画祭は、経費の大半を負担していた市の財政破綻で一時中止となったが、市民主導で復活。20回目を迎える。

 実行委によると、オープニング作品は人気俳優の小栗旬の初監督作品「シュアリー・サムデイ」で初の公開。20回記念として、夕張を舞台にした「幸福の黄色いハンカチ」のデジタルリマスター作品を上映する。今回のテーマ「行こうや。ゆうばり」は、同作品に出演した武田鉄矢のせりふから決めた。
 356本の応募があったオフシアターコンペティション部門では、日本と韓国の計9本を上映してグランプリを選ぶ。
 映画祭の足跡を振り返るシンポジウムや、来場者とゲストが交流できる「ストーブパーティー」も開く予定。
 札幌市内で記者会見した名誉大会長の藤倉肇夕張市長は「映画祭は夕張の文化的な財産。市民をあげて出迎えます」とアピールした。チケットの販売は1月20日から。

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2010年1月13日のニュース