小室哲哉が告白、新曲50曲ド派手復帰計画

[ 2009年9月16日 06:00 ]

 著作権譲渡をめぐる詐欺罪で懲役3年の判決を受け、執行猶予(5年)中の音楽プロデューサー・小室哲哉(50)が、50曲同時発売という前代未聞の復帰計画を進めていることが15日、分かった。逮捕からの心情をつづった著書「罪と音楽」(幻冬舎、16日発売)で告白しており、既に20曲を制作。「今度はリスナーの審判が下る」と“1日1曲”のペースで制作を始めている。

 先月22日、音楽イベント「a―nation」でステージ復帰した小室。注目の復帰第1弾作品について、自著の中で「ある種、度を超えたものでなければ…。たとえば50曲同時発売はどうだろうかと考えてみた」と明かした。
 あくまで「現時点での構想」とした上で「エイベックス所属のアーティストの方々、さらには新人も含め、50曲の全曲が新曲だ。できる限り、全アーティストに直接お会いしてお話をして、曲の方向性を固めて作りたい」としている。
 関係者によると「既に20曲を書き上げ、毎日、昼からスタジオに入って作業をしている」というから、朝方の生活に慣れた様子。ヒット曲を出すことが「これからの僕の義務。許された時間はそれほど多くはない。1年か半年か、いわゆる“ほとぼりが冷めてから”とはいかない」と強調。早ければ来春にも発表するとみられ、裁判官よりも容赦ない“判決”を突き付けてくるリスナーからの審判を前に“1日1曲”を自らに課して、100曲を超える中から50曲を選ぶことなる。
 また、著書の中で、逮捕された瞬間を「(手錠の)カチンという硬い音は本当は小さく短かったはずなのに、部屋の天井や壁に反響して聞こえた。しばらく立ち上がることさえできないほどの脱力感に襲われた」と振り返るなど、逮捕から拘置生活、公判中の心情などを詳細に吐露。まひしていた金銭感覚についても「個人所有としては最大級のクルーザーまで買ったのは尋常ではない。鯉のぼりにも目を避ける魚嫌いが、クルーズなんて楽しめるわけがないのに」と、ユーモラスに富んだ自虐的な表現で反省している。

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2009年9月16日のニュース