押尾容疑者に新疑惑、防犯カメラには情けない姿

[ 2009年8月17日 06:00 ]

押尾学容疑者

 【押尾学MDMA使用事件】日本中に衝撃を与えた俳優、押尾学容疑者(31)の合成麻薬使用事件。犯行現場には女性(30)の全裸死体があり、その死因、押尾容疑者との関係、薬物の入手ルートなど依然として謎が多い。周辺取材を進めると新たな疑惑も浮かび上がってきた。押尾容疑者の複雑怪奇な人脈とともに、事件の深層に迫った。(特別取材班)

 去る14日、拘置延長となった押尾容疑者。期間は15日から24日までの10日間。
 「これまでが(押尾容疑者の)弁明の期間としたら、いまはそれを突き崩している期間」と捜査関係者。使用した合成麻薬MDMAについて、当初「知人にもらった。いつかは分からない」と言っておきながら、その後「死亡した女性からその場でもらった」と話すなど、二転三転している供述の信ぴょう性を厳しく追及している。
 中でも、大きく揺れているのは「薬物の入手ルート」関連と女性に異変が生じてからの「自身の行動」について。後者は「保護責任者遺棄致死罪」にあたる疑いがあるため、細かく追及し、裏付けを進めている。
 その中で新たに浮かび上がってきたのが現場を離脱していた間に薬物使用の証拠隠滅を図った疑惑だ。
 事件当日の動向からも明らかだが、押尾容疑者は第1通報者となる知人が119番をしたタイミングで女性が死亡した部屋を出て「ミーティングルーム」と呼んでいた別のフロアの部屋へ移動したとされる。その後、知人とマネジャーが救急隊員や警察官に事情を聴かれている中、一度も姿を見せないままマンションから姿を消している。マンションの防犯カメラには、深夜、周囲をうかがいながら建物から出ていく押尾容疑者の姿が写っていたのだ。

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2009年8月17日のニュース