押尾容疑者 ビッグマウス連発で捜査かく乱?

[ 2009年8月17日 06:00 ]

 【押尾学MDMA使用事件】合成麻薬MDMAの入手ルートについて「知人からもらった」「女性からその場でもらった」と供述を変えている押尾学容疑者(31)。捜査関係者が信ぴょう性を疑う中、米国のラスベガス・ルートをほのめかすような供述も始めたという。

 捜査当局で裏付けを進めると、押尾容疑者は事件直前の7月末までラスベガスに長期滞在していたことが分かった。レジャー産業グループ企業のスタッフらが一緒に渡米していた。
 米国のMDMAの押収量は急増しており、不純物の多いニセモノも多く、錠剤によって効果に大きな差があるという。専門家によれば「合成麻薬はモノによっては作用が遅く、弱いMDMAを飲んだと思い込んで立て続けに追加し、過剰摂取となり死に至るケースがある」という。
 ただ、ラスベガスでどのように入手し、国内に持ち込んだのかなど、供述の信ぴょう性に疑いがあるという。本当の入手ルートを隠すため、あえて架空のラスベガス・ルートをほのめかした可能性もあると捜査当局は、裏付け捜査を急いでいる。

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2009年8月17日のニュース