落語家の露の五郎兵衛氏が死去

[ 2009年3月30日 17:01 ]

死去した露の五郎兵衛さん

 落語家の露の五郎兵衛(つゆの・ごろべえ=前上方落語協会会長、本名明田川一郎=あけたがわ・いちろう)氏が30日午前11時37分、多臓器不全のため兵庫県西宮市の病院で死去した。77歳だった。京都市出身。自宅は西宮市伏原町3の16。後日お別れ式を開く。

 中国から引き揚げ、47年、二代目桂春団治に入門。68年から二代目露の五郎を名乗った。05年に落語家の祖とされる露の五郎兵衛の二代目を襲名、約300年途絶えていた名跡を復活させた。
 古典から新作まで芸域は広く、艶噺(つやばなし)や怪談などを得意とした。94年に上方落語協会会長就任。03年まで務めた。著書に「上方落語夜話」など。00年に紫綬褒章。

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2009年3月30日のニュース