仏の作曲家モーリス・ジャール氏が死去

[ 2009年3月30日 11:25 ]

 「アラビアのロレンス」などの大作映画で音楽を担当し、アカデミー賞作曲賞を3度受賞したフランス出身の作曲家、モーリス・ジャール氏が29日、米ロサンゼルスで死去した。84歳だった。がんを患っていたという。英BBC電子版などが伝えた。

 ハリウッド映画の作品を数多く手掛け、作曲した映画音楽は150以上に上る。「アラビアのロレンス」(1962年)、「ドクトル・ジバゴ」(65年)、「インドへの道」(84年)で同作曲賞を受賞。
 24年、フランス・リヨンで生まれ、60年代に米国に移った。ほかの映画作品に「史上最大の作戦」「ライアンの娘」「ゴースト ニューヨークの幻」などがある。
 私生活では4度の結婚歴があり、息子にフランスのキーボード奏者ジャン・ミシェル・ジャール氏がいる。(共同)

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2009年3月30日のニュース