フォーリーブス最終公演 ター坊長女の姿も

[ 2009年3月30日 06:00 ]

熱唱する(左から)江木俊夫、おりも政夫、北公次。後方右端は故青山孝さんの長女・憂子さん

 1月にメンバーの青山孝史さん(享年57)を肝がんのため亡くしたアイドルグループ「フォーリーブス」が29日、全国ツアーの最終公演を東京・新宿の東京厚生年金会館で行い、活動を休止した。

 同会場は1978年に解散公演を行った思い出の地。青山さんが生前から今公演を“ラストライブ”と決めていた。会場には青山さんの色である緑色のペンライトが揺れ、江木俊夫(56)は「3人になったという実感がまだない。ちょっと休憩して心の整理をしたい。第2章の活動ができるか分からないけど、いつかできることを楽しみに頑張る」と呼びかけた。

 「My Way」では青山さんの歌声が流れた。最後は青山さんの立ち位置にスポットライトがあたり、観客2000人から「ター坊」と悲鳴に似た歓声があがった。バックダンサーには青山さんの長女、憂子さん(11)の姿も。青山さんの死後、芸能界入りを目指しているといい「パパの代わりに頑張りました」と感想を語った。

 江木は02年の再結成時を振り返り「ター坊が“絶対に満員のお客さんを呼べる。だってほとんどの人気はオレなんだから”って言いやがった。でもこの歓声を聞くと本当にそうだったみたい」と笑顔。ヒット曲「ブルドック」など全22曲を歌って踊って披露。都内在住の主婦、片岡美幸さん(48)は「夢のような7年間だった。また復活してほしい」と涙ながらに話した。

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2009年3月30日のニュース