樹木“まじめな”本木に「安心して送られます」

[ 2009年2月20日 23:03 ]

第32回日本アカデミー賞の授賞式で記念撮影に納まる各部門の最優秀賞受賞者。(前列左から)助演女優賞の余貴美子、主演男優賞の本木雅弘、監督賞の滝田洋二郎、主演女優賞の木村多江、助演男優賞の山崎努

 第32回日本アカデミー賞授賞式が東京都内で開かれ、13部門で優秀賞に選出されていた「おくりびと」(滝田洋二郎監督)が、作品、監督、主演男優、助演女優など最優秀賞10冠。「おくりびと」がたっぷりと“贈られる”夜となった。

 葬儀の際に遺体をひつぎに納める「納棺師」を演じて最優秀主演男優賞に輝いた本木雅弘を、司会を務めた義母樹木希林が「まじめなんで、私は安心して本木さんの扶養家族になっております」と語って沸かせると、本木は「まじめというのは役者としては情けなく、役の何が大事か分からないから(役作りで所作やチェロを毎晩)練習していて…」と、きまじめなスピーチ。
 10冠決定後は、樹木が「私は安心して送られます」と言い、最優秀助演男優賞の山崎努も「(本木を)予約しておきます」とニッコリ。本木は「心を込めて送らせていただきます」と今度は恭しく返してみせた。

続きを表示

2009年2月20日のニュース