日本アカデミー賞 「おくりびと」が10冠

[ 2009年2月20日 23:00 ]

第32回日本アカデミー賞授賞式で10冠に輝いた映画「おくりびと」の(左から)余貴美子、山崎努、本木雅弘、滝田洋二郎監督、広末涼子

 第32回日本アカデミー賞の授賞式が20日、東京都港区のホテルで開かれ、滝田洋二郎監督の「おくりびと」が作品賞など計10部門で最優秀賞を獲得した。

 作品賞のほかに監督賞、本木雅弘が主演男優賞、山崎努が助演男優賞、余貴美子が助演女優賞を受賞。脚本、撮影、照明、録音、編集の各部門でも最優秀賞に輝いた。
 他部門では宮崎駿監督「崖の上のポニョ」がアニメ作品賞と音楽賞(久石譲)、主演女優賞は「ぐるりのこと。」の木村多江、美術賞は「パコと魔法の絵本」、外国作品賞は「ダークナイト」だった。
 「おくりびと」は、葬儀の際に遺体をひつぎに納める仕事に就いた男性を主人公に、生と死の尊厳を描いた物語。米ロサンゼルスで22日(日本時間23日)に発表されるアカデミー賞の外国語映画賞にもノミネートされている。

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2009年2月20日のニュース