国連が警備しないから…クルーニーに危険?

[ 2009年2月20日 13:19 ]

 19日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、アフリカ中部チャドを旅行中の米俳優ジョージ・クルーニー(47)の警備を国連が引き揚げたために身の危険が迫っていると報じた。国連報道官は同日、この報道について「現地の国連派遣団には警察部隊はおらず、警備はあり得ない」と否定、事実関係をさらに調査中とした。

 チャドは隣国スーダンとともに治安の悪さで知られる。
 報道官は、クルーニーの旅行は昨年任命された国連平和大使としてではなく、私的なものだが「(同地域に展開する欧州連合の部隊に)旅行の情報は知らされており、必要なら警備が提供されるはず」と指摘した。
 同紙は旅行に同行している記者の報告として、スーダンのバシル大統領に批判的なクルーニーの言動への懸念から国連が警備を引き揚げたと伝えたが、詳細は不明。
 クルーニーはテレビドラマ「ER 緊急救命室」の医師役などで世界的に人気の高いハリウッドスターの1人。社会活動にも熱心で、難民支援などでアフリカをたびたび訪れている。(共同)

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2009年2月20日のニュース