えっ…OZMA引退!一般人が2代目継承

[ 2008年11月28日 06:00 ]

引退を表明したDJ OZMA(右)は2代目と握手

 歌手のDJ OZMA(年齢非公表)が27日、都内で記者会見し、今年いっぱいで引退することを発表した。06年大みそかのNHK紅白歌合戦に裸ボディースーツで登場して騒ぎになってから「人気が下降線をたどった」とし、「未練はあるが、ここで退くのも男」と決断。引退後は他のアーティストへ楽曲を提供するなど裏方に回る。一方で、「2代目OZMA」を一般人に襲名させ、披露した。

 紅白の出場者発表から2日。「重大緊急記者会見」と題し、OZMAは、バックダンサーのPANCHOと夜王KING純一(ともに年齢非公表)を従え登場した。
 「今年いっぱいをもちまして芸能界を引退させていただきます。06年の紅白をピークにゆるやかな下降線をたどり本日に至ります。私はスターではなく普通の人間。これが限界ではないかと思いました」
 今後は「しばらく旅に出る。それから楽曲提供などで芸能界を裏から支えたい」とした。
 後継には、都内のレンタルビデオ店とバーで働くアルバイトの槙精吾さん(年齢非公表)を指名。槙さんは“正装”のホストルックではなく、ダウンコート姿で「えー、いや、あの…。この度、2代目を襲名しました」と緊張気味にあいさつした。
 OZMAは槙さんと今年に入って出会い、接客態度の良さにひかれてスカウト。「実直で勤勉。音楽経験は全くないが、彼なら紅白で付いたダーティーなイメージを払しょくできる」と太鼓判。夜王KING純一も引退し、2代目を「夜王PRINCE純二」と名乗る男性(年齢非公表)が引き継ぐ。PANCHOは残る。
 06年3月、シングル「アゲ♂アゲ♂EVERY☆騎士」でデビュー。これまでシングル10作、アルバム3作を発売。8月にEMIミュージックからエイベックスに移籍。「契約金を8億円ほどいただいたが、(エイベックスの)松浦(勝人)社長には返しました。申し訳ない」と冗談を交えながら説明。来月13日に横浜アリーナで「引退公演」を行う。同3日にはシングル「MASURAO」、同31日にはアルバム「I PARTY PEOPLE3」が発売される。

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2008年11月28日のニュース