ソフトバンクOBの鳥越裕介氏が「ピンクフルデー」初日に乳がんの撲滅と早期発見、検診を訴える

[ 2024年5月17日 17:12 ]

<ソ・西> ピンクリボン運動のイベントに参加した中村晃(中央)と鳥越氏(右)(撮影・成瀬 徹)
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 ソフトバンクの2年目となるイベント「ピンクフルデー2024」の西武戦初日となった17日、球団OBの鳥越裕介氏(52)がみずほペイペイドームでトークショーを行った。

 同氏は、2軍監督時代の08年に夫人を乳がんで亡くし、翌09年から認定NPO法人「ハッピーマンマ」の代表理事の大野真司先生と乳がん撲滅を通じた交流を続けてきた。この日、両者は登壇してトークを展開した。

 「色々あった中、無知だった。先生とは、知りたいと思ってからの付き合いで大好きな先生です。何か発信することが大事なのではないかと思って、お願いをするようになった」。鳥越氏は「ピンクリボン活動」を始めるきっかけを語った。

 同団体と球団はタッグを組んで今年で16年目。本拠地ドームをピンク色に染める活動を続けてきた。09年には「女子校生デー」を企画したり、ジェット風船の色をピンク色にするなどで乳がん予防を訴えかけてきた。

 現在、9人に1人の女性が乳がんにかかる可能性があるといわれている。毎年10万人が乳がんにかかり、男性でも600人が病魔に襲われる実態だという。鳥越氏は「知らないことが一番怖い。知ること、早期発見が助かる確率が高い。発信することで、色んな世代に伝わっていけたら」と訴えかけた。

 イベント終盤には中村晃も登場した。同選手は鳥越氏から引き継いで7年目となる成績連動型寄付活動を継続し行っている。同団体に1安打(ポストシーズンを含む)につき、1万円の寄付を続けている。「1人でも多くの方が、がんの早期発見ができるように呼びかけていきたい」と中村晃は話すと鳥越氏は「年々、ピンク(色)が似合ってきてるね」と感謝していた。

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