ソフトバンク大津 “鷹の推しメン”はゾーンで押す!「ピンクフルデー」18日西武戦先発予定

[ 2024年5月17日 05:25 ]

投手練習に参加した大津(撮影・成瀬 徹)
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 推しメンとして負けられない――。ソフトバンク大津亮介投手(25)が16日、先発予定で「ピンクフルデー2024」が開催される18日西武戦(みずほペイペイ)での一発“快投”を誓った。ピンク一色に染まるイベントのキービジュアルを務める細身の右腕は、小久保裕紀監督(52)に苦言を呈された前回の3日西武戦の反省を生かし“ゾーン勝負”で強気に押す投球を意識した。

 2週間空いて大津は、西武との再戦に臨む。出番は「ピンクフルデー2024」の2戦目。本拠地内の色がピンク一色に彩られるが「色としても嫌いじゃないですし、気合も入ります」。みずほペイペイドームでの投手練習後には場内の雰囲気の援護を歓迎した。

 今季先発転向し、18日の5度目登板で早くも西武と3度目の対戦となる。「もう3回もやっている。手の内や狙い球、タイミングはだいたいは分かる。その中で変えないものは変えずいきたい」と対策を明かす。「特に意識はせずにいきたい」とは言うが、前回登板後の小久保監督の苦言は念頭に置きながら、攻めの姿勢を貫く。

 3日は6回3安打1失点だった。0―0の6回1死二塁からチェンジアップを含む変化球で球数を要し、金子侑、源田の1、2番に連続四球。続く1死満塁から中村剛の三ゴロでリチャードが併殺を狙ったが成立せずに決勝点を奪われた。ベンチに戻った直後、指揮官から「あんなにいい直球があるのに。真っすぐだけが強気じゃないけど、もっとストライクゾーンで勝負してよかった。何か、かわしているように見えた」と“弱気の虫”を指摘された。

 迎える西武との再戦。17日からの3連戦イベントのテーマは“推しカツ”。大津は「データで得意な球種を見て、考え過ぎている部分はあった。監督の言う通り、低めのゾーンで勝負するところは勝負していきたい」と強気に“押し”通し、勝つイメージで挑む。

 プロ2年目で初の先発ローテーション。登板後は食が細くなったり、下半身の疲労が取れにくいなど苦労してきた。それでも3勝1敗、防御率1・04と圧巻の内容で投げ続ける。今回はファームで実戦形式を挟むなど、ここまで最大の中14日と休養十分で臨める。
 イベントではピンク色の衣装に袖を通し、和田らとともにキービジュアル7選手の一人にも選ばれた。まさに“顔”。絶対に負けられない意地がある。 (井上 満夫)

 《大津は「なにわ男子」道枝似!?》○…「ピンクフルデー2024」を告知するキービジュアルの7人は野手では周東、栗原、野村勇、柳町。投手は和田、板東と大津が務める。撮影は昨年オフに終了したが「やらされまして。(写真)加工はゼロですよ。凄いことになりましたけど」と照れ笑いを浮かべた。反響も大きく「ちょっと誰か分からなかったんですがアイドルの方に似ているとは言われて」。周囲からはアイドルグループ「なにわ男子」のメンバー道枝駿佑に似ていると言われたという。

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