ソフトバンク柳田「一生忘れない」4・29劇的3ランで3、4月度「スカパー!サヨナラ賞」受賞

[ 2024年5月17日 05:25 ]

「スカパー!サヨナラ賞」を受賞した柳田(撮影・岡田 丈靖)
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 セ、パ両リーグは16日、最も印象に残るサヨナラ打を放った打者に贈る「スカパー!サヨナラ賞」の3、4月度の受賞者にソフトバンクの柳田悠岐外野手(35)を選出したと発表した。15年以来9年ぶり3度目。セは中日・細川成也外野手(25)が選ばれた。

 柳田の対象試合は4月29日の西武戦(みずほペイペイ)。2―4の9回2死一、二塁で守護神アブレイユから右中間へ2号逆転サヨナラ3ランを放ち、球団63年ぶりの3試合連続サヨナラ勝ちに導いた。それまで4打席は凡退しており「奇跡が起きたと思った。凄いうれしかった。味わえないくらい興奮しました。まあ、一生忘れない。これから10年くらい、記憶に残るかなと思います。4タコの僕を最後まで応援してくれてよかった」と当時の興奮を振り返る。

 ドキュメンタリー番組のように「サヨナラ勝ちとは?」と問われると少しためて、こう答えた。「これ以上ない、うれしいこと。“打ちたい”で打てるもんやない。欲を出さずに、これから、また打てたらいいなくらいで思ってます」。ここぞの打席での極限の集中力と、頼りになる計り知れぬパワー。そして感謝を忘れぬ心。ドラマを生む男は、まだまだ長いシーズンを盛り上げてくれそうだ。

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