阪神OB鳥谷敬氏、前川に送球フォーム助言 力を入れるのは「最後のリリースポイントだけ」 

[ 2024年2月9日 05:15 ]

阪神・前川(右)に送球を指導する鳥谷臨時コーチ(撮影・岸 良祐)
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 今キャンプでの最終指導日となった阪神OBの鳥谷敬臨時コーチが、内外野の枠を越えてメソッドを授けた。まずは全体練習前の室内練習場。午前中は雨に見舞われたため、鳥谷氏は「たまたま外が使えなくて一緒に(練習)する機会があった」と、高卒3年目のブレークを狙う外野手の前川に、ジェスチャーを交えながら送球の助言を送った。

 「始めから力んでも、どこに飛んでいくか分からない。最後のリリースポイントだけ(力を入れる)。バッティングの例を出してもらって、インパクトだけ、という感じで」

 昨年に左肩を痛めたこともあり、送球に不安を抱える前川は、送球フォームを打撃になぞらえてアドバイスされたと明かした。投げるフォームの安定は送球の安定につながり、ケガのリスクも減る。

 全体練習後は木浪ら内野手を指導。「6―4―3」の併殺を狙う際、ボールを見せながら体全体で押し出すように二塁手へ投げる「無回転トス」を伝授された背番号0は、「今までトスは手だけでしていた。回転もかかっていて捕りにくかった」と目からうろこが落ちた様子だ。虎のレジェンド遊撃手は、「レベルもかなり上がっている。基本的なところからちょっと踏み込んで(教えた)」と、木浪のさらなる進化に向けて後押しした。

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