落合博満氏「監督をやる資格はない」と断じる考え方　「言ってできなかったら笑われればいいだけ」

落合博満氏
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　現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏（70）が9日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル　＃オレ流トレンド」を更新。ソフトバンク・小久保裕紀監督（52）、巨人・阿部慎之助監督（44）、楽天・今江敏晃監督（40）の3人が新監督として迎える今シーズンについて語った。

　新監督3人全員と中日監督時代に対戦経験がある落合氏。プロ野球の世界の“後輩新指揮官”へ「一番必要なもの」や「一番重要なこと」などを自身の経験を踏まえて語った。

　そして、新監督の3球団含めて全球団に優勝のチャンスはあると自身の考えを示したレジェンドは「“戦力がないからウチは3位までに入ればいい”とかって言うんだったら監督をやる資格はないんだろうなって思う。最終的な目標は優勝することっていうのが第一なんでね」と厳しい言葉も忘れない。

　「そういう意味では（新監督の）3人はみんな伝えているとは思うんだけども。オレは事あるごとに“優勝する、優勝する”って言ってたから」と最下位予想の声もたくさんあったという中日監督就任1年目を回顧。「でも、優勝したら掌返しちゃったからね、みんな。言ってできなかったら笑われればいいだけのこと。そこは監督として腹をくくってやらないとね。キャンプ、オープン戦、シーズンなんてあっという間だから、あれをやれば良かった、これをやれば良かった…っていう悔いのないような戦い方を日々重ねていかないと結果っていうのは出てこない」と3人の新監督、そしてプロ野球界全体にオレ流のメッセージを送った。