牛島和彦氏　新打法で長打2本の日本ハム・有薗は楽しみな存在…ローテ級相手にも同じ打撃できるか

日本ハム紅白戦   紅組2―0白組 （ 2024年2月3日    名護 ）

4回、先制ソロを放ちベンチに戻った有園（右）は新庄監督とタッチを交わす（撮影・高橋　茂夫）
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　【牛島和彦　CHECK!】日本ハム・有薗が飛躍の可能性を感じさせた。紅白戦で放った2本の長打。バットを寝かせて構え、コンパクトに振っている。最短距離でバットが出て、体も投手方向へ突っ込まないから、ボールを引きつけて打てていた。

　ただ、まだキャンプ3日目。この先、1軍のローテーション級の投手にも同じような打撃ができるなら面白い。力のあるボールには、どうしても合わせたくなる。どんな投手のボールも今の感覚で打てるなら、3年目の今季は楽しみだ。

　投手で気になったのは真価が問われる2年目の金村。白組の先発で2回を無失点に抑えたが3安打を許した。踏み出す左足の上げ方が低いため体重移動に迫力がなく、打者からすると優しいフォームで力を感じない。球速があるのだから、もっと左足を高く上げれば迫力が出て、直球を力強く感じさせられるだろう。（スポニチ本誌評論家）