元巨人・桜井が現役再始動「東京ドームで投げたい」スカウトからミキハウス電撃入社、本拠地凱旋目指す

現役復帰初日を迎えてキャッチボールするミキハウス・桜井（撮影・河合　洋介）
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　社会人野球のミキハウスが10日、三重県伊賀市内の同社グラウンドで始動し、同社での現役復帰が決まった元巨人の桜井俊貴投手（30）がチームに初合流した。

　「赤色（のユニホーム）を初めて着るので違和感があります。なかなかこういう色は着てこなかった。体は元気。仕事と野球の両立は、大学の勉強と部活の両立とは違うと思うので、自分の経験値として厚みが出ると思う。社会人としてやっていく中で成長できればいいなと思います」

　桜井は15年ドラフト1位で巨人に入団し、4年目の19年に初勝利を挙げるなど8勝を記録しリーグ優勝に貢献。22年限りで現役を引退し、昨年にスカウトに就任したものの、1年間のブランクを経ての現役復帰を決断した。

　社会人野球の経験はないものの、「都市対抗予選での社員の方の応援であったり、会社の人が一生懸命応援している中で必死にやるのがいいなと思った」とスカウト業に取り組む傍ら、現役復帰に関心が高まっていったと言う。

　チームは3年連続で都市対抗に出場中の強豪。「東京ドームで投げたい。それが今一番の目標です」と決意表明した。