パドレス・松井裕樹が入団会見 ポジション問わずチームに貢献「信頼を勝ち取っていく中で自分の立場を」

[ 2024年1月10日 09:08 ]

パドレスのオンライン入団会見で意気込みを語る松井

 楽天から海外FA権を行使し、日本人救援投手史上最高額となる5年総額2800万ドル(約39億8000万円)の契約でパドレスに加入した松井裕樹投手(28)が10日、オンラインで入団会見を行った。楽天では不動の守護神として君臨したが、新天地で待ち受けるポジション争いについて言及した。

 松井は抑え投手の最有力候補と目されるが、ライバルは多い。今オフ、韓国・LGから同じくポスティングシステムでパドレスに加入した通算139セーブの高祐錫(コ・ウソク)、元阪神で2年間で71試合に登板したスアレスらとクローザーの座を争うこととなる。

 松井は「試合終盤でのリリーフとなると思うが、僕自身アメリカでまだ1球も投げていない。一番後ろと自分の中で思っていない。いろんな場所にアジャストして、しっかりと打ち取って行けることを見せて、信頼を勝ち取っていく中で自分の立場を構築していきたい」と話した。

 松井は10年目の今季、海外FA権を取得。10年間で501試合に登板し、今季まで2年連続を含む3度のセーブ王を獲得するなど通算236セーブを記録した。メジャーでも貴重な左腕のリリーバーであることに加え、奪三振率の高さ、タフネスさなど各球団の評価は高く、争奪戦に発展していた。

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