パドレス・松井裕樹 大谷、山本補強の同地区・ドジャースにライバル心あらわ「倒さなければいけない相手」

[ 2024年1月10日 09:28 ]

パドレスの松井裕樹
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 楽天から海外FA権を行使し、日本人救援投手史上最高額となる5年総額2800万ドル(約39億8000万円)の契約でパドレスに加入した松井裕樹投手(28)が10日、オンラインで入団会見を行った。同じナ・リーグ西地区で、大谷翔平、山本由伸など大型補強を続けるドジャースに対し「当然、倒さなければいけない相手だと思う。何とか牙城を崩せるようにやらないといけない」とライバル心をあらわにした。

 両軍は3月20、21日に韓国で開幕カードを戦う。“侍対決”が、いきなり実現する可能性は十分にある。大谷については「日本でも意外と対戦が少なくて、本当にテレビのニュースくらいでしか見ていないので、まずデータの方を見て、対策を取っていかないといけないし、もちろん世界最高の左打者の一人。僕が左投げということだし、同地区で多く対戦するチームの勝利のために抑えられるように全力を尽くしたい」と話した。

 松井は10年目の今季、海外FA権を取得。10年間で501試合に登板し、今季まで2年連続を含む3度のセーブ王を獲得するなど通算236セーブを記録した。メジャーでも貴重な左腕のリリーバーであることに加え、奪三振率の高さ、タフネスさなど各球団の評価は高く、争奪戦に発展していた。

 松井は抑え投手として期待を受けているが、ライバルは多い。今オフ、韓国・LGから同じくポスティングシステムでパドレスに加入した通算139セーブの高祐錫(コ・ウソク)、元阪神で2年間で71試合に登板したスアレスらとクローザーの座を争うこととなる。

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