日本ハム 球団初の女性通訳を新規採用 佐久間しんじゅさん「精一杯取り組んで一つずつ学んでいけたら」

[ 2024年1月10日 06:00 ]

日本ハム初の女性通訳として採用された佐久間しんじゅさん
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 日本ハムの職員として、今季から球団初の女性通訳となる佐久間しんじゅさん(22)が採用された。NPBでも女性通訳の採用は異例で、英語の通訳を担当する。9日に2軍本拠の千葉・鎌ケ谷で取材に応じ「精一杯取り組んで一つずつ学んでいけたら」と初々しく語った。

 成田国際高から立大に進学し、今年3月に卒業予定。立大ではカナダへの留学経験もあり、留学生のサポートを行っているほか、これまでに国内で開催されたバドミントンの大会でも選手の通訳を経験してきた。英語に興味を持ったきっかけは、小学6年の時だ。当時に習っていたピアノの講師が英語が堪能で、その講師から個人授業を受けたことをきっかけに学び始めた。

 通常の通訳とは違い、スポーツの現場は専門用語も多く、野球も例外ではないが「(採用が)決まって以降は留学生の友人に協力してもらいながら、新しく覚えてという段階です」と勉強の日々だ。女性の活躍が少ないプロ野球の現場に入ることになり「選んでいただいたからには努力をして積み上げていきたい」と目を輝かせる。

 エスコンフィールド北海道でのヒーローインタビューに通訳として登場する可能性もある中、「まだ自信を持って出たいと言えるような準備は不足している。自信を持ってできるようになった時には、全力でお受けしたいです」と将来を描いた。(田中 健人)

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