ロッテ西野 初の2桁勝利へ、フォーム修正&体重増「より良くなりたい」

[ 2023年12月12日 17:22 ]

ロッテ・西野
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 ロッテの西野勇士投手(32)が12日、ZOZOマリンスタジアムでの自主練習後に取材に応じ、来季の目標として掲げる「中6日」での登板を実現すために、すでに動き出していることを明かした。

 右肘手術から完全復活し、先発に再転向した今季は8勝5敗、防御率2・69の好成績。ただ、中6日での登板は1度だけで、間隔を空けての登板が続いたことで18試合の登板にとどまった。

 昨年は米アリゾナのトレーニング施設「ドライブライン・ベースボール」で自主トレを行ったが、今年は11月に国内で「ドライブライン」の動作解析を受け、来季への課題を明確にしたという。

 肩への不安が間隔を空けることを余儀なくされた要因となったが、動作解析によりフォームが一因となっていることが判明。より肩への負担が軽減されるフォームにすれば、登板後の回復を早めることも可能で、同時に球質の向上も狙う。

 「維持しようなんて思ってないというか、より良くなりたいという気持ちの方が強いので、もっと球の質だったり、球速だったり、全体的なレベルアップができれば」

 ストレングス系の解析から体重増も進めている。「理想というか、今の段階で言うと、2キロぐらい上げると、さらに良くなるという結果が出たので」と説明。現在は92キロだが、「2週間で500グラムずつ増やすと、キャンプまでに94キロになるので、そのまま維持していけたら」と話した。

 年間を通じて中6日での登板がキープできれば、2桁勝利は見えてくる。今オフはキャンプインまでZOZOマリンで自主トレを行う予定。「暖かいところでやりたい気持ちもあるけど、場所が変わっても、やることは同じなので」と西野。ホームに腰を据えて練習に取り組む。

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