阪神ドラ3・山田　「ミスター・トリプルスリー」を追い抜き、球界最高の「山田」目指す

阪神ドラフト3位・山田（撮影・須田　麻祐子）
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　球界最高の山田になる！ドラフト3位・山田は「（プロ野球で山田といえば）今は（ヤクルト）山田哲人選手といわれているので、近い将来、山田脩也と言っていだけるように頑張りたい」と、会見で堂々と宣言した。

　「山田」姓はこれまでにプロ野球の1軍戦に33人が出場し、今季も5人が現役でNPBに所属。そこに新たに加わる若き山田が目標の選手に挙げたのも、同姓のヤクルト・山田だった。「自分の中で打力が凄く課題。そこをしっかり伸ばしつつ、トリプルスリーも自分の一つの目標なので目指してやっていきたい」。3割30本30盗塁のトリプルスリーを過去3度記録した「ミスター・トリプルスリー」を追い抜き、「山田脩也」の名を全国にとどろかせる決意だ。

　仙台育英（宮城）の遊撃手として2年夏に甲子園大会優勝、3年夏も同準優勝と聖地を沸かせたスターだが、会見冒頭の自己紹介では報道陣の多さと緊張のあまり頭が真っ白になった。「高校名言った方がいいのかな…」と迷って言葉に詰まっていたところを隣の石黒に「名前だけでいいよ」と“救援”される一幕もあった。「（壇上が）久しぶりでカメラの数が凄く多かったので、ちょっと緊張しました」。あどけない笑顔を浮かべながら、メディアの多さに慣れることも課題に加えた。　（阪井　日向）

　▽プロ野球の「山田選手」　今季は哲人（ヤ）、修義（オ）、遥楓（日）、龍聖（巨）、陽翔（西）の5人が所属。このうち龍聖と陽翔の2人は1軍戦出場経験がない。これまで1軍戦出場経験のある「山田選手」は33人で、有名選手ではトリプルスリー3度の前出・哲人、アンダースローで通算284勝の久志（阪急）がいる。また、阪神選手では88～02年在籍の捕手・勝彦ら3人が出場しており、不出場4人との過去7人が在籍していた。