ソフトバンク・周東 来季の照準はGG賞!「センターで活躍して、獲りたいですね」

[ 2023年11月23日 05:00 ]

KBC九州朝日放送で平日朝に放送中の地域情報ワイドテレビ番組「アサデス。」に生出演した周東(右から2人目)
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 ソフトバンクの周東佑京内野手(27)が22日、KBC九州朝日放送の地域情報番組「アサデス。」に生出演し、来季は中堅手としてゴールデングラブ賞初獲得に意欲を示した。今季は2度目の盗塁王に輝いたが、来季は堅守の証となる黄金のグラブ型トロフィー獲得に加え、盗塁数、得点数、打率でキャリアハイ到達に照準を定めた。

 午前6時前にスタジオ入りし、周東は情報ワイド番組のゲストとして生出演した。「朝は苦手。眠いです」と言いながらも、視線の先にある来季の具体的目標は明確だった。

 番組ではキャリアハイの114試合に出場した今季を振り返った。鉄壁だった内・外野での守備の話題となり、どの位置に自信があるかと問われると「センターです!今年はエラーがなかったですね」と即答。外野手でのゴールデングラブ賞への意欲に関しては「まだ早いかも」と第一声は謙虚だったが「外野手争いは難しいですが争えるように」と初受賞を意識した。

 収録後も黄金グラブ獲得への思いは熱を帯びた。「センターで活躍して、獲りたいですね」。来季の守備での初タイトルへ向けいい流れで今シーズンを終えた。終盤に打撃が復調し9、10月の26試合で打率・330、12盗塁をマークし、育成出身野手では初の月間MVPも獲得した。毎回、育成初の称号がつきまとうが「いつも千賀さん(以来)だった。これからかなと思う」と球団では千賀、甲斐に続く堅守の証に狙いを定めた。

 小久保監督は、今秋の野手キャンプで柳田と近藤の外野手2人のレギュラー確定を明かした。藤本体制では左翼・近藤、右翼・柳田が定番だった。中堅の座は現時点では空いている。激戦模様となっているが「結局は打率を上げないと。打てれば出られるのではないか」。今季は103試合に出場した20年の自己最高打率・270に劣る同・241だった。定位置獲りへまずは打撃を来季への課題に挙げる。

 打率を上げて出塁すれば世界に誇る快足が生きる。今季36盗塁で2度目の盗塁王に輝いた。自己最多は20年の50盗塁で、キャリアハイも当然ながら意識する。「盗塁はこれまで以上。あとは得点の数もですね」。企画からの成功数に加え、ホームベースを踏む回数、得点も今季の52を上回る最高数値を掲げる。オフは宮崎県都城市での自主トレで己を磨く。ウエートで筋量を増やしての体重増も計画中だ。「本当に、どこででも試合に出るために」。自信を持つ快足がより生きるセンターでの称号をどん欲に狙いにいく。 (井上 満夫)

 ○…周東は4年ぶりの「アサデス。」出演となった。番組内の企画では“速さ”で意地を見せた。昨オフの都城自主トレではKBCの松下由依アナウンサーにハンディありのベースランニング対決に敗戦。雪辱戦の今回は、早口言葉対決、素早くカメラ目線を送る決め顔対決だった。「滑舌は悪い。カメラ目線も苦手」と苦笑したが2番勝負にきっちり勝利。来季の目標「優勝」と自ら記した色紙の、視聴者プレゼント用キーワードに、早口言葉対決でかみ倒した「赤巻紙、青巻紙、黄巻紙」の「きまきがみ」と発言し、スタジオを大爆笑させていた。

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