高木豊氏 同じFA左腕の山崎福也、石田健大を比較「山崎はV経験、2桁、投球の幅、石田は球の強さ…」

[ 2023年11月23日 13:54 ]

高木豊氏
Photo By スポニチ

 横浜、日本ハムで活躍した野球評論家の高木豊氏(65)が23日、自身のYouTubeチャンネルを更新。オリックスから国内FA権を行使した山崎福也投手(31)と、DeNAからFAした石田健大投手(30)を比較した。

 山崎は22日、宣言残留を認めているオリックスの他、ヤクルト、DeNA、ソフトバンク、日本ハム、巨人の計6球団と交渉したことを明かし「各球団の方々の熱意、素晴らしい条件もいただいた。まだどこがというのは全くなく、一回冷静になって考えたい」と心境を語っている。

 高木氏は「【FAの目玉】同じCランク評価の山崎福也と石田健大『なぜ山崎福也の方が高く評価されるのか』」と題した動画をアップ。今季は、山崎が23試合で11勝5敗、防御率3・25、同じ左腕のDeNAの石田健大は23試合で4勝9敗、防御率3・97だった。

 高木氏は、山崎の人気の理由を「3年連続で優勝していて、そのローテーションの一角をずっと守ってきて、優勝経験もあるし、その中で今年なんかは10勝以上挙げたし、そりゃあ評価は高くなるよとね」「優勝するっていうのは、そういう修羅場の経験がある」とし、「あとは緩急が使える。自在だから。そういう意味では、長いイニングってことを考えると、そんなに長いイニングは投げられないかも分からないけれども、セ・リーグからは打撃もいいというところも含めて人気になっている」と解説した。

 一方、石田について「実績から言うと、開幕投手も務めたこともあるし、DeNAのエース格になっていたことはある。ただ2桁勝ってないというのが懸念材料だし、今年は大きく負け越した。打線とのからみも悪かったんだけど、そういうことで評価の違いが出ているってことは仕方ない」と言い、「球に強さがあるんだけれども、その強さが失われている可能性もある」「先発だけでない使い勝手はある」と指摘。

 「石田がどれくらいのお金で決着するのかによっては人気にはなると思うけど、山崎は優勝し、その中で10勝している。投球の幅というところで山崎の方が一枚上手かなとは思うんだよね」とし、「山崎が決まらないと、石田も決まらない気がする」と予想した。

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年11月23日のニュース