平田良介と大島洋平、どちらが一塁走者なら点入る?元中日コーチ英智氏「これが野球の面白いところ」

[ 2023年11月12日 21:31 ]

中日・高橋周
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 前中日コーチの荒木雅博氏(46)が、元同僚の英智氏(47)とYouTube「野球いっかん」に出演。タイム以上に“速い”走塁をする中日の現役選手を挙げた。

 荒木氏は走塁に関して「(走塁中など)見ていないところでどういうプレーが行われているか想像出来る選手になってほしい。わざとギリギリ投げさせるとか」と、ストップウォッチでは測れないうまさを磨くことが大切と指摘した。

 英智氏は「野球の面白いところで、こっちが全力だと相手も全力になる。こっちがあえて油断すると相手も油断する。その隙にスイッチ入れて全力で走るとタイム以上にセーフになる確率が上がる」と説明した。

 コーチとしてはそれを指導したいが、現役でその域まで到達している選手がほとんどいない。

 英智は「現役なら高橋周平が相手を油断させる走塁が出来る。少し前なら平田良介。そのへんは走塁が上手だった」と明かした。

 盗塁王も獲得した俊足・大島洋平と平田良介。同じ一塁走者としてどっちがホームに還ってくるかといえば、足が速くない方の平田が還ってくることが多々あるという。

 大島が走者なら誰もが警戒し、きっちり守る。一方で、相手を油断させ、あるいはダマして、守備隊形を緩ませる。返球を遅らせる。英智氏は「これが野球の面白いところ」と強調した。

 荒木氏も「周平さんはああいう感じですけど、ベンチにいるときは“今の行けたよなあ”とか凄く考えている」と観察眼の鋭さを称えた。

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