野村謙二郎氏 セ・リーグCSファーストSの広島MVP「第1戦は羽月、第2戦は大道、トータルでは…」

[ 2023年10月17日 16:20 ]

野村謙二郎氏
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 元広島監督の野村謙二郎氏(57)が自身のYouTube「ノムケンCHANNEL」でセ・リーグCSファーストステージを総括した。

 野村氏は第1戦のMVPに羽月を指名した。

 8回、四球のデビッドソンの代走に出ると矢野の犠打で二塁へ。さらに菊池への初球で三盗を決めると、スクイズで同点のホームを踏んだ。

 野村氏は羽月が犠打で二塁に進んだ直後、DeNAの捕手・山本がマウンドに東のもとに向かった場面に注目。「羽月はバッテリーの会話が菊池への配球の打ち合わせで、盗塁はノーマークと察した」と推測した。

 さらに「東のけん制のクセ、配球パターン、セットの首の振り方、(セットから)投球までカウントまで学習した上でのスタート」と指摘した。

 第2戦のMVPは大道。

 好投の先発・森下が招いた6回1死三塁でマウンドに上がると、当たっていた大田を直球3球勝負で二飛、怖い牧にも3球直球で右飛に打ち取り、勝負の流れを変えるような同点覚悟の場面を切り抜けた。

 その直後に代打・末包の一発も出たが、野村氏は「あそこで抑えたのがすべて」と大道の気迫に満ちた救援を称えた。

 そして「2試合トータルのMVPは新井監督。凄いです」と采配を称えた。

 第1戦で羽月が、新井監督がコールする前に代走に飛び出していった姿を見た野村氏は「選手がしっかりついてくるのが素晴らしかった」と、ベンチと選手の一体感を生み出した新井監督の存在感を称えた。
 

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