江川卓氏 広島・新井監督のスクイズ決断は凄いが「今のところ7:3で…」セ・リーグCSファイナル予想

[ 2023年10月17日 15:07 ]

江川卓氏
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 元巨人の江川卓氏(68)が自身のYouTube「江川卓のたかされ」を更新。セ・リーグのCSファーストステージを振り返り、ファイナルステージの阪神―広島戦を展望した。

 江川氏が「粘り強い努力家」と評した新井監督のファーストステージ第1戦の采配に驚いたという。

 「あのスクイズはびっくりした。唯一のギャンブルだった」

 8回先頭のデビッドソンが四球を選ぶと羽月が代走。代打・矢野が初球で犠打を決め、1死二塁とした。

 打者・菊池に対する東の初球で今度は羽月が三盗。江川氏は「あの盗塁が凄いという人もいるが、盗塁はスペシャリストの仕事」と、ここまで新井監督がシーズンを通してつくった広島野球の集大成と指摘した。

 1死三塁で1ボール1ストライク。江川氏は「盗塁で動揺し、外野フライを打たれないように意識したところ」で、あっと驚くスクイズで同点とした。

 江川氏は「スクイズは1点取るには堅いが見破られたらせっかくのランナーがいなくなる。監督さんは一番ドキドキする。あのスクイズは凄い決断」と称えた。

 「あれを失敗していたらおそらく負けていた」というギャンブルに勝ってCSファイナルステージ進出に繋いだ。

 相手はリーグ王者。ファーストステージの勢いが広島に味方するかと思いきや、江川氏は冷静だった。

 「今のところ7:3で阪神(が有利)ですね」と言い切った。

 江川氏は「カープファンは怒るでしょうけど広島は一番いい投手をファーストステージで出した。阪神はローテーション通り。短期決戦は先発投手の力が大きい。まして1勝アドバンテージがある。初戦で広島が勝っても阪神有利は動かない」と続けた。

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