住友平さん死去 阪急、オリックスなどで内野手、コーチ歴任 67年に“1人トリプルプレー”

[ 2023年10月13日 05:30 ]

現役時代の住友さん

 阪急、オリックスなどで内野手、コーチを務めた住友平(すみとも・たいら)氏が11日午後10時36分、大阪・豊中市内の病院で細菌性肺炎のため、死去した。80歳。オリックスが12日発表した。通夜は14日午後6時から、葬儀・告別式は15日午前11時から、いずれも大阪府吹田市桃山台5の3の10、公益社千里会館=(電)0120(567)701=にて。喪主は妻・后子(きみこ)さん。

 浪商(現大体大浪商)時代、二塁手で3度甲子園出場し61年夏に全国優勝。明大から65年ドラフト3位で阪急入り。1年目から二塁手で出場し、67年7月30日の東京(現ロッテ)戦ではプロ野球史上唯一の無補殺三重殺(1人トリプルプレー)を完成させた。同年の球団初優勝から3連覇、71年から連覇に貢献。75年限りで現役を引退した。実働10年で879試合に出場、打率・246、55本塁打、236打点、96盗塁。

 引退後は上田利治監督の懐刀として2軍監督、ヘッドコーチなどを歴任。松永浩美のスイッチ打者転向、ブーマー・ウェルズの3冠王獲得を支えた。日本ハムコーチ時代の上田監督休養中には監督代行を務めた。近鉄でもコーチを務めた。

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