「虎の藤井聡太」才木“飛車直球”磨く　顔が似てると言われるけど「高橋遥人さんの方が似ていますから」

ボールを見つめる阪神・才木（撮影・北條　貴史）
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　阪神・才木が、14日のフェニックス・リーグ西武戦（アイビー）に先発として調整登板する。この日は甲子園でブルペン入りし、調整を終えた右腕。実は将棋好きの側面を持ち、11日にデビューから7年で史上初めて棋界8冠を独占した藤井聡太王将＝竜王、名人など含む＝の話題に及ぶと言葉に熱がこもった。

　「えぐいっす。絶対やばいと思います。21歳ですよね？ああいう人はどういう考えなのか、めっちゃ気になります。考え方、思考の感覚とか、どういう人なんやろなって人柄はめっちゃ気になったりしますけどね」

　捕手だった中学時代に相手の裏をかく練習も兼ね、将棋を指し始めた。今では趣味として公言するほどだ。そして…あどけなさの残る風貌は誰かに似ている。「それめっちゃ言われるんですよ」。そう、藤井だ。チームメートから「似てね？」とイジられて「悪い気はしないです」。動向も逐一チェックしてきた。ただし。「僕じゃなくて高橋（遥人）さんの方が似ていますから。自分と高橋さんを足して2で割ったら藤井聡太さんと言われます」とクギを“刺す”ことも忘れなかった。

　ちなみに、好きな駒は剛球で押す投球スタイルにピッタリな「飛車」。「ぶっ飛べるじゃないですか。斜めというよりは真っすぐいきたい」。先発が濃厚となっているCSファイナルS第4戦へ一直線。「虎の藤井聡太」が総仕上げに入る。（石崎　祥平）