大久保博元氏「うわ、これ阪神いくなあって」 巨人ベンチでライバルの勢いを脅威に感じた瞬間

[ 2023年10月13日 18:50 ]

巨人・大久保博元打撃チーフコーチ
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 巨人の打撃チーフコーチを退任した大久保博元氏(56)が13日に更新されたYouTube「愛甲猛の野良犬チャンネル」にゲスト出演。優勝した阪神と、Bクラスに終わった巨人の「違い」を痛感した瞬間を明かした。

 ホスト役を務める元プロ野球選手の愛甲氏が「今日、すごく聞きたかったのが…」と切り出したのが、今季の敗因だった。大久保氏は「正直、簡単な話ですよ」と前置きしたうえで、リーグ5位の防御率に終わった投手陣の不調を最初に挙げ、「“魔の8回”なんて言われてるチームは、なかなか勝たないですよね」と語った。

 さらに「打てる人が少なかった」と自身の反省もこめてコメント。「僕らがやろうとしてたのは、10点取られたら、11点取るように頑張ろうって。僕の思ってた一番最高の作戦って“諦めない”ってことだと思うんですよ。10―0で負けてても、9回で逆転するぞって気持ちが明日につながるって」。自身の野球哲学を口にしたうえで、「でも、ある程度、大人のチームなので、巨人は。10―0を引きずるより、明日へ向かおう(って気持ちが強い)」という。「どっちが正解か分からないですけど…」と言いながらも、「勝ててないってことは、そこ(が敗因)だと思う」と語気を強めた。

 そして、大久保氏が挙げたのが、阪神の勢いを象徴するシーンだった。5月27日の阪神ー巨人戦(甲子園)。7回無失点と好投していた阪神・大竹は、その裏に代打を送られ、近本が先制打を放った時にベンチで男泣きしていた。「逆転した時(実際は勝ち越し)にベンチでうれし泣きするっていうあの姿を見て、うわ、これ阪神いくなあって。こういう熱いヤツ、いるんだなあっていうのは思いましたよね」と悔しそうに述懐していた。

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